しんちゃんの碁 ~ 囲碁との出会い
私の囲碁人生がどうだったかなど、そうでもいいことではありますが、
SNSで通じ合った方からリクエストがありまして、
「ヒカルの碁」ならぬ、「しんちゃんの碁」なるものをゆるーく書いていこうと思います。
私が囲碁を始めたのは、6歳頃だったでしょうか。
父から、囲碁、将棋、麻雀を同時に覚えさせられました。
ちなみに、2つ年下の弟も同じです。
父は早死にしたので、何故教えてくれたのかは今となっては分からないのですが、
父は遊びが大好きだったので、遊び相手が欲しかったのだと推測しています。
父の腕前は、碁会所3級くらいだったので、あっという間に抜かしてしまいました。
父は碁会所を探してくれて、週に1回くらい通うようになりましたが、
昔の碁会所は、畳部屋、煙草の煙がモクモクで、それはもう今の碁会所からすると
考えられない環境でした。
当時は、子供が碁会所に来ること自体が大変珍しいことでしたので、席亭が缶コーラを用意
してくれていて、それを目当てに行っていたような記憶もあります。
が、腕はなかなか上達しません。
当時は囲碁の書籍もわずかしかありませんでしたし、席亭も2、3段あるかどうかでしたし、
私に碁を教えてくれる人が居なかったのです。
そんな時、ある格調高そうなご老人がたまたま、その碁会所にふらっと現れました。
そこから、私の囲碁人生の転機が始まります。