しんちゃんの碁 ~ 若手研究会、ネット碁、そして詰碁
私は転勤で某県に行くことになったのですが、そこは田舎の工業地帯で、
正直、囲碁を打てるのだろうかと大変危惧していたのですが、
近くの工場に勤めていた別の旧帝大出身の人と偶然出会い、
若手研究会をやろうとしている人たちがいると案内されて、一緒に行くことにしました。
そうしたら、かつて全国大会の団体戦で私と打った方が居て、びっくりしました。
若手研究会は確か5~6人程度で、月に1度集まって対局をしました。
当時の私はまだ碁を再開し始めて間もないこともあり、
かなり腕が落ちていましたから、結構負けました。(言い訳でしかありませんが
そこで、対局数を増やすにはどうしたら良いか画策していたところ、
当時ようやくインターネットが始まった時代で、
何か囲碁を打てるサイトはないだろうかと探してみたところ、
WWGoというサイトを見つけました。(今はパンダネットに吸収されてしまいました)
ハンドルネームは間抜けなことに、本名が判ってしまう名前で打っていたのですが、
研究会仲間も実はそのサイトで打っていて、私が打っているがすぐにばれました^^
流石に恥ずかしくなったので、別の名前に変えて打つことにしましたが、そのサイトには
チャット機能が付いていて、ある人物がとても私の碁を評価して下さり、
随分と良くしていただきました。
大阪でこの人物を知らない碁打ちはいないのではないか、というくらいの有名人です。
余談ですが、そのサイトにはプロ、院生、大会には出ないものの実は物凄く強い方、
様々居ました。
そのサイトから、何人もプロが誕生しています。
当時は、オフ会も随分と流行っていて、チャットで仲良くなった人同士が集まって碁会を
開いて、飲み会を開くのが定石で、私も数回参加しました。
お陰で全国に囲碁友達が出来ました。
あの頃が懐かしいです。
話は変わって、打つ回数はものすごく増えましたので、
徐々に囲碁の勘が戻ってきましたが、まだ強い人たちに勝てない。
何故かと考えているうちに、碁経衆妙、官子譜、玄玄碁経が同時発売され、
即座に買いました。
やってみると、自分の弱さはこれだ、と今更ながら気付きました。
詰碁は「手筋の宝庫」ですし、読みは鍛えられますし、手も見えるようになります。
これをやることによって、棋力は確実に上がりました。
私が碁経衆妙の配信を続けているのは、詰碁の必要性を訴えたいからです。
是非、みなさんも取り組んでみてください。
プロの先生に上達法は何か?と聞くと、必ずと言っていいほど、「詰碁」と言います。
毎日、2問程度でも構いませんので、継続することが大事です。