しんちゃんの碁 ~ 社会人になって急に碁が弱くなった。茂呂有紗さんには勝ちましたが。
どこかの旧帝国大学では、修士課程まで進み、
当時は教授推薦で企業に入れる時代でしたので、すぐ後に来るバブル崩壊によって
会社に入れない方々が続出する時代が長く続きましたから、私は幸運でした。
が、会社に入ってから全く囲碁を打つ機会が減りました。
配属は千葉県でしたので、Y2師匠のところに行こうと思えば行けたのですが、
会社も結構忙しかったことと、Y2師匠宅までには恐らく1時間半以上電車でかかるのが
ネックで、囲碁の勉強や打つことを疎かにしてしまいましたので、
弱くなるのも当然の摂理です。
地区大会でも当時は簡単に負けていましたから、情けないとは思いながら、
私にとっては、囲碁に関して非常に苦しい時代でした。
ただ、少しだけ自慢できることがあるとすれば、地区大会の1回戦で強いと評判の
茂呂有紗さん(現日本棋院二段)に100手も行かないうちに潰したことくらいでしょうか。
社会人になって、数年後に某県に転勤になったのですが、
ここで私の囲碁人生の転機が訪れます。