しんちゃんの碁 ~ 子供の頃の棋風と、当時の大スター 趙治勲先生
私が子供の頃は、趙治勲先生がタイトルを取りまくっていた時代で、
私には完全に憧れの大スターでした。
その頃の趙治勲先生の棋風は、ご存じの方も多いかと思いますが、
「徹底的に実利を取って、相手の模様の中にドカンと入ってしのぎ勝負」
というのが定番であり、武宮先生との死闘も思い出されますし、
毎回毎回スリリング過ぎて、ドキドキしていたのを思い出します。
趙治勲先生の影響もあってか、子供の頃の私の棋風は地が好きで、
戦いというものをしたことがなかったので、少年少女の県大会で三村さんと打った時は、
随分と攻めてこられて参った記憶があります。
そもそも、私の環境では師匠に置き碁で教わるばかりでしたので、
互先で打ったことがなかったのも私には不利だったのかもしれません。